北爪宏幸というアニメーターは本当に絵が下手だと思うし。

Zガンダムの映画のせいで、「古き悪しきガンダム」が再評価されつつあるようなので、とりあえず独り言。


お前らあの当時そんなに楽しんだか?
少なくともウェブマスターは昔からZガンダムは好きじゃない。
一言で言うと「ワケわからなかった」から。ていうか「再評価」って言葉自体が眉唾で、「それはそれとして」的な含意がある言葉だと思いませんか。


ついでに言うと逆襲のシャアはもっと嫌いだ。あの頃は若かったから、「アクシズが地球に落ちるラスト」ではなかったのがどうしても納得いかなかった。だって富野は「滅亡しても良い地球」というのを懇切丁寧に書き続けてきたわけだし、それが変なヒューマニズムで阻止されるというのは下手なファンタジーより始末が悪い。誰も幸福にならない世の中というのは物語上問題あるんじゃないですか?


とはいえ数年前ふとした拍子に「閃光のハサウェイ以外のポスト逆襲のシャア作品は、全てアクシズが落下した事を前提として描かれている。富野の心の中ではアクシズは落下しているのではないか」という事に気がつき、涙が止まらなくなってしまった。(・・・というのは昔書いたか?)長年ガンダムというシリーズに抱いていたもやもやとした心境が一気に氷解し、自分が抱いてきた感情が肯定された気分になり、涙を抑えられなくなったわけだ。ということはなんだかんだいいながらもウェブマスターもガンダムに育てられてしまった人間なのだろうな。