命の長さ

毎日更新されていた、H原のmixi日記が更新されなくなって、何日経っただろう。
mixiが更新されなくなった事に気がついた家族がH原の部屋を訪ねた時、彼は本を読んだままの姿で発見されたと、聞いた。恐らくは、痛みも苦しみも無く、逝ったのだろう。
うらやましくもあり、悲しくもあり。


「この薬が効かなければ、あと3ヶ月の命」と言われた、我が家の老猫。
その後の検査の結果、投薬は効果も無くはなかったけど、すぐに免疫ができてしまう薬のため、これ以上投薬を続けても仕方ないだろう、との事。
なすすべなく命が消えていく事の切なさと、やるせなさ。


H原が自分の命について、どう考えていたのか。
今更ながら、膝を交えて聞いてみたい。