年末年始は非常に慌しい日々だった。
12月30日まで出勤で、会社からそのまま空港へ直行し、札幌へ帰省。連日遊び倒した挙句に熱を出してしまったが、それでもなんとか倒れずに帰ってきた。
一昨年も体調を崩し、半死半生となりながら実家で過ごした気がする。どうも着る物がまずいようだ。

旅の友として携帯したのはPSP
NDSPSP、どちらを持っていくべきか出発の直前まで激しく迷った。それでなくても年々「着替え以外の荷物」という奴が増えていっているし、どちらも充電器を必要とするため、荷物の総量として捉えると意外にかさばるので、両方持っていくことは出来ない。
結局、より多くの局面に対応できそうなPSPにしたのだが、これが正解だった。

まず往路の航空機内で、こともあろうに3人がけの席の中央に座ってしまった。
自動チェックイン機のオペレーションミスで、うっかり中央席を選択してしまった自分が悪いのだが、とにかく中央席というのは肩身が狭い。ちょっと身動きしようものなら左右どちらかの人に体がぶつかるし、時節柄、当然機内は満席だ。
とてもこんな状況でNDSをプレイは出来ない。スタイラスを持ってプレイ、というのは意外に肘を左右に張り出すし、スタイラスを持った方の腕はかなり激しく動いてしまう。少なくとも右側の人に肘鉄を連続してかます事になりそうだし、こちらも快適なプレイは望めない。

もちろん、全体的に横長なPSPでもゲームをプレイするのはちょっと厳しい。重量も割とあるため、できれば左右両方の肘掛を占領したくなる。
しかし、PSPには動画再生機能がある。黙って動画を見ている分には身動きする必要はないし、ボタン操作も要求されないので片手でもしっかりとホールドできる。いくつか転送しておいた動画を再生していると、あっという間に札幌に到着する事が出来た。

他人に見せびらかす時のインパクトもPSPの方が上だろう。
ネットの世界では公知となっているが、PSPの動画再生機能というのは意外に知られていない。知識として知っている人もここまで美麗に再生できるとは思っていなかったようで、皆素直に感動してくれていた。今回は他人に見せびらかす事を考えて、攻殻機動隊の動画を持って行ったのだが、PSPというデバイスのデザインと非常にマッチした作品のため、視覚効果は絶大だったようだ。

PSP自体の品薄感は関東ほどではないようで、閑古鳥が鳴いているような家電量販店には潤沢に在庫が見られた。ウェブマスターは店頭在庫を見ること自体初めての経験だったので、買いもしないのにしげしげと眺めてしまい、恥ずかしい思いをした。