どうも精神的な歯止めが利かなくなっているような気がするが、ニンテンドーDSに続いてPSPも注文する。
プレイステーション・ドット・コムの第2回プレ予約が12月13日に実施され、会社から何の気なしにアクセスしてみたら予約できてしまった。
血眼になって探しているPSP難民の人には申し訳ないが、ウェブマスターにとって、PSPは是が非でも早期に入手しなければならないアイテムではなかった。なにしろクラブニンテンドーのプラチナ会員であるところのウェブマスターにとって、この携帯ゲーム戦争は任天堂に是非頑張ってもらいたいからだ。

とはいえ、動画や音楽を再生する、という用途には非常に興味があるわけで、ひょっとしたら壊れかけのMP3プレイヤーにおさらばしてPSPを常時携帯することになるのかもしれない。
そんなことを考えながら到着するのをぼんやりと待っていたわけだ。



まずは動作確認ということで、同時購入しておいた「どこでもいっしょ」を起動してみる。バッテリーをセットしなくても、ACアダプタだけで起動できた。美麗な大画面液晶に圧倒されるが、十字ボタンが若干きしむのが気になる。また、このゲームでは特に使用しないようだがLRボタンもペコパコとした押下感で、戻りが悪いようだ。
次に、あらかじめ購入しておいたメモリースティックProDuoの512MBを挿入し、PCとUSB接続してみる。PCからUSBストレージとして認識されるようで、独自規格てんこ盛りの印象が強いSONYにしてはずいぶんと緩い仕様だな、と感じた。これならば大画面液晶を生かした簡易動画(静止画も)ビュアーとして活躍してくれるかもしれない、という期待を持たせてくれる。

色々なまとめサイトがあるようなのでここでは詳しく書かないが、MP3も動画も全く問題なく再生できた。以前から携帯電話でムービーが再生できないものかと格闘していたため、「携帯動画変換君」も何の問題もなく使用できた。手持ちのドラマを録画したファイルを変換してみたが、ビットレートを工夫して1時間番組で150MBくらい。PCとの連携は欠かせないしメモリースティックの容量が512MBなので溜め込む事は出来ないが、充分実用的ではないだろうか。

色々な不具合が報告されているが、ウェブマスターのPSPにもドット欠けとも埃ともとれる影が一箇所見受けられた。気にする人は気にするかもしれないけど・・・というレベルで、少なくともゲームや動画に集中している場合には気にならない。

何時間かいじってみて「これは玩具というには繊細すぎるなあ」という印象を受けた。
すぐに指紋のつくハードコーティングや、今にも外れそうなメモリースティックカバー、押すときしむボタンなど、子供が手荒に使えるデバイスではない事は確かだ。
MP3プレイヤーの代替機として常時携帯することはあきらめたが、ちょっとした小旅行の暇つぶしに動画を持ち歩く、などという用途には最適ではないだろうか。というか、ウェブマスターは早速年末年始の帰省の際にもって行くつもりだが。