ニンテンドーDSが届く。
初物ハードを予約注文するのはこれが初めてだ。

2日から3日にかけて徹夜勤務だったため、受け取りは3日の夕方となった。
帰宅途中で量販店に立ち寄ると、一人一台の制限つきとはいえ普通に販売されていて、わざわざ定価で通信販売を頼むことはなかったのかも、とがっかりする。さらに、いち早く入手した人たちの話をWeb上で見ていると、結構な確率で液晶画面のドット抜けが発生しているようで心配になる。

いざ受け取って開封してみると、第一印象は「大きくて、重い」。
子供の手には明らかに余るサイズと重量だ。
とりあえず液晶にドット抜けは見当たらず、ホッとする。任天堂は気になるレベルのドット抜けには交換対応をしているよう(これは業界的には画期的なことだと思う)なので、さほど心配することではないのかもしれないが。

同時購入ソフトの「君のためなら死ねる」をプレイしてみる。
ポップなセンスにまとめられたミニゲーム集といった感じで、タッチパネルを生かしたゲームが矢継ぎ早に繰り出される。息もつかずに次の課題をクリアしていく感じだ。難度はさほど高くなく、タッチパネルという新しいゲームデバイスを手軽に体験するにはもってこいのソフトだったかもしれない。

タッチパネルの傷みが心配なので、とりあえずCLIEのT600C用液晶保護シートをカットして貼ってみた。多少サイズが小さいが、後日専用シートを買うことにしよう。
PDA用だけあってタッチパネルの感度も全く落ちないし、安心してプレイできるようになった。

結局充電が切れるまで遊んでしまい、大きくため息をつく。
スタイラスでゲームをプレイするというのはとても感覚的にわかりやすく、気持ちの良いものだ。画面を直接触っているような感覚は、日頃ゲームをやらない層にも充分訴求力のある要素だろう。実家の両親などに是非ともやらせてみたいものだ。

あえて欠点をあげるなら、やはり本体サイズと重量の問題、そしてスタイラスでプレイするために、どうしても利き手の陰が画面上死角を作ってしまうことだろうか。
重量の問題は結構深刻だと思う。なぜなら、従来の携帯機と違って絶対に片手だけで持つことを要求されるゲーム機だからだ。CLIEのUX50やザウルスのSLシリーズなどのように、動画視聴を目的とした一部の機種を除き、PDAのほとんどが縦長デザインなのは片手でもしっかりホールドできることを考慮されているからだと思う。PDAよりも圧倒的に長時間持ち続けることを余儀なくされるゲーム機なのだから、縦長デザインは無理としても軽量化は必須といえるのではないか。

とはいえこの2日間で3回も充電してしまうほどやりこんだのは事実で、思わず続けて「さわるメイドインワリオ」も購入してきてしまった。しばらくはハマリ続けられるだろう。

あ、「新鮮な体験!」と褒め称えるレビューは多数見られるが、CLIEで日頃タッチパネルやスタイラスに慣れているウェブマスターにとっては少なくとも新鮮と呼べる体験ではなかった事を付け加えておく(笑)。