さて、長期間に渡って心を砕いて作成したマシンとなると、妙に情が沸いてしまうものらしい。ウィルスバスターを購入してきてしまった。
これまでアンチウィルスソフトはAVGに頼りっぱなしだった。それなりに検出してくれるし、マメにアップデートもし、大手ベンダーのオンラインスキャンも併用してきたので別段不自由はしてこなかった。しかし職場で受けたウィルス入りメールを自宅で同じように受信してみても何も検出しないことがあり、突然不安になってしまった。新規マシンでOSも綺麗なうちに大手ベンダーのアンチウィルスソフトを導入しておくのがベストだろう。

どこの製品にすべきか、あまり悩むことはなかった。職場や実家での導入実績もあるし、なにより最近巡回対象にしている掲示板「アダルトサイト被害対策の部屋」でオススメしている「ウィルスバスター」がよかろう。
早速、最新版の「ウィルスバスター2005」を購入してくる。1ライセンスで約6500円。年に一度の更新は4000円弱かかるらしい。
複数台同時稼動している環境なのだから約10000円の2ユーザーパックを購入してくれば良かったのだろうが、追加ライセンスというフレーズをどこかで読んだ気がしたのでとりあえず1ユーザー版を購入した。

実家で家族が2004年版を導入した時は「自分でやらないと後のメンテナンスがわからなくなるぞ」と脅して、ちっとも手伝ってやらなかった記憶がある。一応本心からそう思っていたが、面倒くさいなという気持ちもあるにはあった。
とはいえ、さすがに説明書もインストーラも実にわかりやすい。この手の「生産性の向上には何の役にも立たないソフト」というのはやはり少しでもわかりにくかったらまずいのだろう。実家の母親にでも導入できたのは、企業努力の賜物と言うべきだろうか。

オンライン登録を済ませ、最新状態にアップデートし、各種設定を詰めていく。
個人的には、迷惑メール検出機能が非常に好ましい。プロバイダと契約してから10年弱、同じメールアドレスを変更もせずに使い続けてきた所為で、ウェブマスターのアドレスには毎日20通程度のスパムが届く。どういう基準か知らないが、これらのスパムのsubjectに「MEIWAKU」と振ってくれるのだから素晴らしい。あとはメーラー側の設定で「MEIWAKU」とsubjectに記載されているメールをゴミ箱送りする設定をつけてやればよいだけだ。

ついでなのでトレンドマイクロのサイトをウロウロしていると、「追加ユーザーライセンスの購入はクレジット決済のみ」という記述を見つけてしまった。ウェブマスターはクレジットカードを持たないので、店頭でもうひとつパッケージを買ってくるしかないようだ。