保障期間もろくにない自作PCを、1ヶ月以上もかけて作成するのはどうかと思うが、とにかくド派手なPC作成プロジェクトは続いている。


PCの台数が足りていないわけではないのでゆっくりと作業してきたつもりだが、実際に組み上げとなると一気に作業してしまった。
今回は割と手荒にCPUを取り付けてしまった自覚があるので、コア欠けが恐ろしい。緊張しながら電源を入れてみると、とりあえず無事に起動してくれた。Photonシリーズの売りだろうか、一瞬宇宙船のイラストが画面に表示される。

さて、いざ動作させてみると、軽量アルミケースだけあってビビリ音がかなり発生する。
12cmFAN2基が、筐体全体を使ってうなりを上げているかのようだ。FANコントローラが最初から実装されているケースなので風量を絞ってみると風きり音はかなり軽減される。が、筐体全体のうなりはあまり緩和されないアルミケースの薄い外版が共振しているのだろう。
元々低周波は気にしないタイプなのでこれはこれでよいか、と自分を納得させる。将来的にはHDDも増やすし、重量が増えるに従ってビビリも少なくなるだろう。
そもそも、外見より中身を重視するのなら、こんな剛性のないケースは初めから購入していない。

光り具合はものすごい。
チップセットのクーラーがパチンコ店のネオンのように一定のパターンで明滅し、背面の12cmFANが筐体内部を全体的に青く照らす。これだけでも充分満足だが、完全に想定外のことが電源パーツで起きていた。
14cmの可変速FANを搭載した、このSuperFlowerの電源は、背面のプッシュ式スイッチでFAN回転数を制御することが出来る。スイッチを押すたびに低速→高速→自動可変速を順番に行き来するのだが、現在どの状態が選択されているかはLEDの色で判別できるようになっている。
このLEDの青色が異常に高輝度だ。
青色は自動可変速状態を示すので、いわばデフォルト表示と言ってよい。そして、電源は基本的に背面方向に排気するので、ケースから露出する面は自然と壁際方向になる。つまり、FAN回転数を表示するLEDは、壁を真っ青に照らしてくれることになる。
派手であるという点では、今回の作成テーマに実に良く合致した電源なのだが、あまりにも高輝度過ぎてあちこちで不評のようだ。ウェブマスター自身は、部屋の電気を消して静かにDVDを鑑賞したりする目的にはPCを使用しないので、良しとする。

つづく