約1ヶ月かけてちまちまと揃えたPCパーツだったが、個々の動作確認は都度行なっていたので、組み上げに不安はなかった。むしろ、窓付きケースなので外から余計な配線が見えないようにする作業が一番大変だったといえる。
HDDシャドウベイが取り外し式だったので、ベイの陰に邪魔なケーブル類を全て結わえ込み、HDDで見えないようにした。恐らく当初からそのように設計されたケースなのだろう。
また、アルミ製だとネジ穴がバカになったりすることがままあるらしいが、ほとんどの部品がドライバレスで組み付けられるようになっていて、派手な外観の割に繊細な設計を感じることが出来た。

また、メインボードのHDDアクセスランプ用端子が2ピン仕様で、ケース側の3ピン端子と合わなかったため、別途青色LEDを購入して差し替えてある。(実際には、輝度が合わないと格好悪いような気がしたので、Powerランプ用のLEDも同じものを購入して差し替えた。)メインマシンに使用しているセルサス社のケースは、LEDが筐体に接着されているため交換が困難だろうが、このケースでは差し込み式になっていたため容易に交換できた。

メインボードの選定の際から気になっていたことだが、KT600チップセットのメインボードには、やけにCPUソケットの間際にコンデンサが密集している製品が多い。CPUクーラーと接触してしまいそうな位置にコンデンサが林立していたりする。
なるべくならコンデンサに余計な熱を与えたくないので、ヒートシンクの投影面積が小さいクーラーを探すのに大変時間がかかった。リテールのクーラーならば普通に取り付けられるのだろうが、静音を売り文句にしているクーラーは総じてヒートシンクがでかいものが多いので、困ったものだ。
ちなみに、nForce系のメインボードではソケット周りに余裕があるものも多かったように思う。

SuperFlowerの電源は光沢があるガンメタリックな外観で、今回の製作テーマである「外観にこだわったPC」という条件にぴったり合致する。組み付け後は大して目立たないだろうが、傷が付かないように慎重に作業してしまったほどだ。

最後に、どうしても露出してしまったケーブル類をまとめていく。
USER'S SIDEでケーブルをまとめるメッシュパイプ(しかも蛍光オレンジ!)を購入しておいたのだが、ほとんどのケーブルを目立たない位置に這わすことが出来たので、10cmも使用しなかった。

つづく