夏休みは4日間ほど彼女の家に転がり込んでいた。海に浸かったり焼肉を食らったりしているうちにあっという間に終わってしまった。

無事我が家に戻り録画番組の整理を行なっていたところ、HDDが完全に足りなくなってしまう。ごちゃごちゃとHDD上に保存しまくっているウェブマスターが悪いのだが、メディアに焼くのはあまり好きではないため、仕方ない。

現在、ウェブマスターのマシンは160GBのIDE HDDを2基搭載している。
録画データが約100GB保存されており、これはいつでも見られる状態にしておきたい。また、録画データは日々増え続けており、増加ペースは週に3GB強。
・・・確かに、これではすぐに足りなくなるわけだ。

すでにUSB2.0接続のリムーバブルラックを搭載しているため、これを保管場所として活用すればよいのだろうが、あくまでもバックアップ用に導入したものだ。転送速度や信頼性の面からも、常用するわけには行かない。
かくなる上は、電源を強化した上でATAカードを増設すべきだろう、という結論に達した。

まずは電源を検討する。
現在使用の電源は、12cmファンの先駆けというべきNEXT WAVEの「SILENT KING」400Wモデルだ。(余談だが、つい最近まで『SIRENT KING』だと思っていた上に、以前の日記にもバッチリ記述してあった。お恥ずかしい)
ところがこの電源、致命的に+12Vの出力が弱い。HDDを増設しまくるとなると+5Vと+12Vが必要になる、と理解しているため、電源交換は必須だ。

最近は「総合出力だけでは電源の良し悪しはわからない」という常識がやっと定着しているようで、ショップでもわかりやすく各系統の出力が記載されているところが多い。
あとは値段とのバランス、ファンの大きさ(ウェブマスターは大口径ファンマニアだ)を検討していけばよい。

結果、岡谷エレクトロニクスの「音無しぃ」450Wモデルを選んだ。
この電源、大口径FANマニアのウェブマスターにうってつけのモデルで、14cmの巨大FANが取り付けられている。
また、オーディオ機器についているようなつまみ型のファンコントローラが後面から突き出ており、3段階+AUTO設定からファンの回転数を選択できるらしい。いかにも自作パーツらしい「自己責任で静音運用してみよ」と言わんばかりの外観だ。
定格運用を至上命題としているウェブマスターが、このつまみを「AUTO」以外に合わせることはあまり無いだろうが、これはこれでギミックとしては興味をそそられる。

肝心の出力は、+12V出力が30A・+5V出力が45Aと、「SILENT KING」に比べれば倍程もパワーアップしている。値段も8000円強と手ごろなので、早速購入し、換装してみた。
現在の構成ではオーバースペックな電源なので、「音が静かになったかな」(←AUTO設定なので、負荷がかからない限りはFANも限りなく無音で回転するようだ)との印象しか受けないが、今のところ不具合は出ていない。

次はATAカードだ。(つづく)