毎日新聞WEBが「Winnyを開発したことが著作権違反幇助ならば、アインシュタインは原爆投下の幇助をしたことになるのか」という趣旨の事を書いている。これはちょっと言い過ぎかもしれない。現実問題として、アインシュタインの発見は原爆投下の遠因になっていると解釈する人もいるだろうから。
今回の逮捕で問わなければならないのは、Winny自体の現行法に対する妥当性でもなければ、ネットワーク技術の未来を見据えた高尚な議論ではないと考える。この手の話は医療裁判と同じで(立場は逆転しているが)法律の拡大解釈と正確な技術論との不毛なせめぎ合いになるに決まっているからだ。

市民は警察が何をしたいのかを考えなければいけない。
Winnyを使用していた警察関係者が処罰のみで逮捕されずに、満足に報道もされていない事実。