Winnyの作者が逮捕されたとか。
解せないのが警察の態度と逮捕に至るまでの経緯だ。基本的には親告罪であるところの著作権違反に更に幇助をつけた罪状を、声高に叫ぶのは何か裏があるような気がしてならない。
恐らく今回の逮捕は昨年11月に逮捕された、ゲームソフトをアップロードしていた餓鬼の著作権違反に対する「幇助」なのだろう。
つい先日発覚した、警察官がWinnyを使用したという不祥事は(Winnyでしか感染しない「きん○まウィルス」感染事件だ)内部的な処罰で処理されている。ということは、幇助された(著作権違反した)側の逮捕から半年近く放っておいたことになる。どう考えても身内の恥を隠した上での腹いせ逮捕にしか見えない。
ついでに言うと、警察の発表が「挑発されたから見過ごせなかった」と読み取れてしまうのはウェブマスターだけだろうか。

この逮捕が裁判までこぎつけられたとしても、公判維持は限りなく難しいのではないかと思う。あちこちで「包丁と拳銃」の比較論がなされているが、Winnyはあくまでもソフトウェアなのだから、所持しているだけで違法となるような法律は現在の日本には、まだない。言わずもがなだが、ソフトウェアを開発しただけで違法となるような法律も、ない。Winyyが何かしら著作権を保持したソフトウェアをリバースエンジニアリングして開発されたとか、コピープロテクトを解除するような機能を実装しているなら別だが(w

ウェブマスターが熱くなって書いているわけは、法律の整備が整っていないのに行政が拡大解釈で業務を遂行しているのではないか、という疑問があるからだ。Winny著作権違反の目的で開発されたとしか思えないような仕様のソフトウェアだが、

とはいえFLMASK裁判のようなことも昔あったわけだし、立件されてしまえば訳のわからない裁判官が妙な判決をくだしてしまう可能性も捨てきれない。