格安PCを組むために朝からアキバを巡る。
およそ50000円の予算で、AthronXP2500+を中心とした構成が出来上がった。もっと際どい構成でもいけるだろうが、なんせウェブマスター自身が使用するPCではない。信頼性はあまり落とせないし、代替パーツに困るような骨董品では困る。そういう意味では、信頼性では評判の悪くないメーカー品ばかりを選択できたので悪くない構成だと思っている。

例によって例のごとく、腕をガクガクにしながら全てのパーツを手に持って帰る。朝一から歩き回っていたため、電車の中で爆睡してしまい危うく乗り過ごすところだった。

暗くならないうちに帰宅できたので、同日中に組み上げてしまう事にした。
実はAthronXPを扱うのは初めてで、巷で噂の「コア欠け」というものが怖くて仕方なかった。なるべく取り付けやすそうなクーラーを選んだが、それでも緊張する。せっかく価格を追求してるのに、ここでしくじったらいきなり7000円の追加出費になってしまう。息を止めて、目を凝らして、一気に取り付けるとクーラーはあっさりとはまった。まあ、うまく取り付けられたかどうか、電源をいれるまでわからないのだが。

いわゆる最小構成で組み上げるだけなので、苦労することは何もなかった。電源を入れてみると何事もなく起動する。(どうやらコア欠けはしていなかったようだ)一通りのセットアップの後、ベンチマークをいくつか走らせ、MEMTESTも実行してみる。不具合はなにもない。

ただし、騒音はものすごい。電源を落とすと辺りが静寂に包まれるというか、パチンコ屋から出てきた後のような感覚を耳に覚えるほどだ。ウェブマスターも同じケースを使用してはいるが、電源もファン類も全て最初から静音効果の高いものに取り替えてあったため、購入状態ではこれほどの爆音を発するとは思っても見なかった。
まあ彼女のPC設置場所は足元なので、気にするほどではないだろう。(ウェブマスターは畳に座ってPCをいじるため、音源が耳元に近くなっている)

ベンチマークの結果は思ったほど悪くない。CPUもそこそこだし、VGAは価格とメーカーしか見ていなかったのだが。FFベンチ(V1.1)で3900くらいなので、ゲームはやらない方が無難だろうが。

日付が変わる前に完成したので、およそ5時間〜6時間の作業だっただろうか。しばらく自宅で運用してみて、不具合なければ彼女の家に送るつもりだ。なんとなく手放したくない気持ちが沸いてきてしまっているので、早目に送らなくては。