気になっている事がある。
ボーダフォンのハッピータイムが6月で終了らしい。
土日限定でボーダフォン同士の通話料が0.5円/分になるという明らかに赤字覚悟のサービスだが、これが7月からNEWハッピータイムとなるらしい。変わる、という話が先行して、どう変更されるのかがさっぱり出てこないのが、ユーザーの不安を煽っているようだ。
赤字覚悟のサービスと書いたが、ボーダフォンとしてはこのサービスを始めた当初は一気にユーザー獲得に乗り出そうとしていたのではないだろうか。ところが未だにシェア3位だし、あまりユーザー獲得に貢献しているとはいえない。

そうすると、赤字のくせにユーザーを呼び込めない現行のサービスを続ける意味はあまりない。更にディスカウントするか、赤字にならないレベルまで値上げする、という2つの方向が考えられる。
ウェブマスターは、前者であるならば「他キャリアにかけても圧倒的に安い」などの思い切ったディスカウントをしないと意味がないと思っている。所詮多くのユーザーは、端末のデザインや友人が契約しているキャリアだから、という理由でキャリアを選ぶ。(同一キャリアならば通話料が安い、という伝説を未だに信じている人が多いのはなぜだろう?)
後者ならば、一定時間までは契約コースの通常通話料金、一定時間を越えると大幅ディスカウント、というサービスが考えられる。これはあちこちのボーダフォン系サイトの受け売りだが、至極妥当なサービスではないだろうか。多くのユーザーは5分程度の通話時間だろうから、ここは通常料金で徴収する。そしてこれを超えた通話を、大幅にディスカウントしてやれば、見た目はさしてサービスの改悪に見えないが、徴収料金はずいぶんと潤うはずだ。さらに平日にもこのサービスを適用してやれば、かなりのアピールになる。

ボーダフォンはメールの料金体系があまりにも魅力的だ。ウェブマスターは約10日間で30通くらいのメールを受け取ったが、パケット料金を請求される192文字を超過したメールはまだ2通しか受け取っていない。通話はまだ1分もしていないので、正直ハッピータイムの行く末にはあまり興味がないし、現行のメール料金体系に大満足だ。

とはいえ、あの手この手でユーザー獲得に乗り出しておきながらその全てが裏目に出てしまったDDIポケットを見ているので、ボーダフォンには是非頑張ってほしいところだ。