CLIE TH55の実物をやっと触ってきた。
人だかりしているのも嫌だし、購入予定もないのに店員に話しかけられるのも嫌だ、とタイミングを計っていたらこんな時期になってしまったが、量販店で好きなだけ撫で回すことが出来た。

写真やWEBで見るよりもずっと完成度は高く感じられ、手に持っているだけでなんとなくうれしい、そんなデザインだ。
4万円という価格は、デジタルデバイスとしては実に妥当だろう。このデバイスを単体で見て価格を想像したときに、4万円以上でも以下でもなく素直に「4万円くらい?」と思ってしまうような、そんなデバイスだ。ただし、手帳の延長線上にあるものが4万円という価格で世の中に普及していくかどうかは別問題だし、個人的にはやっぱり好事家向けの価格だと思う。
つまり、生活の中で数万円の支出を強いられるブツというのは、何年かに一度思い切って(もしくは仕方なしに)買い換える物だろう。せっかくだから長く使いたいな、という人もいるだろうし、綺麗に使って新製品が出た時には出来るだけ高く売却し、乗り換えていこうという人もいるかもしれない。しかし、その感覚は車だ。車は胸ポケットには入れないし、水に使ったくらいでは壊れない。
色々書き散らかしてしまったが、PalmOne社本家が出しているZireのような、1万円程度で購入できるデバイスがあればいいなあ、というのがウェブマスターの主張だ。そういう意味では、2万円弱のCLIE TJ25は本当にあと一歩なんだが(苦笑)。