そろそろDDIPocketと別れを告げようと思い、携帯電話を買いに行く。
現状と照らし合わせて、乗り換えるべきキャリアはもちろんボーダフォンだ。チャットまがいの短文メールのやりとりが多いウェブマスターにとって、192文字までのメール受信無料というのはとてもメリットが大きい。
また、どうもauは一人暮らしの独身者にとっては割高な気がしてならない。ガク割や家族割などが適用される人々の割引料金を肩代わりさせられているような感じがする。
残念ながらDoCoMoは初めから選択肢に入れていない。ユーザーが払える上限ギリギリの価格帯をあえて選択しているような印象が強く、どうも馴染めない。

機種もすでに決めてあったので、あまり悩まずに量販店で新規契約する。
SHARPV601SHという機種だが、ちょっとラメの入った真っ赤な塗装が、最近まで愛用していたH"のJ700を思い出させてくれる。J700は本当に良い端末だった。
SDメモリカードが使える機種ということで、ついでに128MBのSDカードを購入した。ちょっと高い買い物になったが、メモリカードは携帯以外にも使えるからあえて別に節約しなくても良いだろう。それにしてもメモリカードの規格乱立はなんとかならんものか。これで我が家のメモリカードは3種類になってしまった。

キャリアが変わるということは、電話帳の移行ができないということだ。
幸いにもAirH"Phoneは電話帳データをそのままCSVファイルとしてPCに転送できるため、これを活用して移行できないものかと模索してみる。
V601SHvCard形式のデータなら読み込むことが出来るらしい。そこでまず、CSVファイルをOutlookExpressに読み込ませ、OutlookExpressのアドレス帳データとして変換する。次にアドレス帳データをvCARD形式でエクスポートし、SDメモリカードに転送する。最後にSDカードをV601SHに戻し、すべてのvCARDデータを読み込ませるというわけだ。
問題点がいくつか発生したが、大きなものではOutlookExpressのアドレス帳にインポートする際にメールアドレスが一人一件しか認識できなかったことくらいだった。元々ウェブマスターの電話帳はそんなに登録件数が多いわけではないので、手作業で修正できるレベルだ。
追加投資なしでもこれだけのことが出来たのだから、悪くはないだろう。

さて、問題はいつH"の方を解約するかだ。
幸いにもAirH"は「1ヶ月無料キャンペーン」というのをやっている。3月頭に「つなぎ放題コース」にしたウェブマスターは、4月分の料金が無料になるはずだ。だから2回線を平行して所有していても負担にならない期間というのがかなりあるわけだ。周囲への連絡はその期間に行なえば良いことになる。
4月末日には無料期間も終わってしまうので、解約するつもりではいるが、「パケコミネット」などの安い料金プランに変更して放置しておく、という手段を使えば、別に2回線持っていても悪くはないかもしれない。なんといってもまだVAIO UとAirH"でのモバイルネットを体験していないわけだし。