今更という感じもするが、逆転裁判を購入する。
量販店のポイントが余っていたため実際には1円も使ってはいないが、「そんなにゲームばっかり買ってどうするの?」と彼女には呆れられる。そう、まだ開封もしていないゲームは山ほどある。(マザー1&2、パワプロ君ポケット6・・・他多数だ)
というのも、ファイナルファンタジータクティクスアドバンスがまだ終わらないからだ。プレイ時間は優に400時間を超えているが、終わらない。ストーリーを先に進める意欲はすでに消失しており、今は延々とレベルアップとアイテム集めを繰り返している。途中で他のRPGなどを始めてしまうと、戻ってこられなくなるのではないかという不安感から、浮気が出来ないでいる状態だ。
逆転裁判アドベンチャーゲームなのでやりこむ要素も少ないだろうと思い、何ヶ月ぶりかにタクティクスアドバンスのカートリッジをイジェクトする。

これは面白い。漫画を読んでいるようだ。本当に詰まったときに都合の良い解決策が用意されていたりして、やや誘導されているような気もしなくはないが、アドベンチャーゲームなのにテンポ良く進められる点が非常に気持ちよい。3作も作られるのにはちゃんと理由があったようだ。
またこれは面白さとは別の次元の話だが、本当にどこでもゲームを中断できる点に感心させられる。いつでも中断可能、とうたっているゲームは多いが、本当に「いつでも」中断できるゲームは実は少ない。
実際にはキャラクターの台詞が表示されている最中はセーブメニューを呼び出せなかったり、強制イベントや相手のターンが終わるまで操作不能状態だったりする。これを気にしない人もいるだろうが、主に電車の中でプレイするようなユーザーにとってはあまり都合よいとはいえない。
下車駅が近づいているのに長そうな強制イベントが発生したりすると、泣く泣く電源を切ったりしなければならないからだ。これでは、ほんの5分間プレイすることが確実に保障されているとはいえない。
逆転裁判はその点、中断メニューを呼び出せないタイミングというのが事実上ない。操作不能状態になるのは各エピソードの冒頭にあたる数秒間のみで、しかもその直前にエピソードクリアの状態をセーブすることを指示されるのだから、なにも不都合はない。

逆にいつでもどこでもプレイできるため、キッチンでお茶を沸かしている数分間にプレイしてしまったりする。漫画を数ページ読む要領だ。そのため、かなりボリュームがあるゲームだとは思うが、週末の間に3話までストーリーを進めてしまった。(マニュアルを読む限り、全4話構成らしい)

しかたないので慌てて2作目を買ってくる。これでポイントを使い切ってしまった。
今までウェブマスターは、一回解いてしまったアドベンチャーゲームは二度とやらないのでもったいない、と積極的に購入するのは避けていた。しかし逆転裁判は、1作目・2作目は廉価版が出ているのでお買い得感が強い。
ゲームボーイアドバンスのソフトは(一部の評価が低いソフト以外は)滅多に値下がりしないし、3作も続いてしまったソフトを定価販売していては途中からユーザーを呼び込むのは大変だろうし、カプコンも良い売り方をしているな、と思う。
まあ結局3作目も買ってきてしまうのだろうな、とは思っているのだが。