AVアンプが、死にかかっている。
学生時代、AVマニアな先輩から大口径のスピーカーを只同然で譲ってもらった。それにあわせて購入したAVアンプなので、もう10年以上使用しているだろう。SONYのAVアンプで、当時住んでいた部屋の近くにあった電気店の閉店セールで購入したものだ。確か50000円くらいだったような気がする。
別にオーディオマニアではないので、ちゃんと音を追求する気はサラサラない。AVセレクターのように使えるアンプはやっぱり便利だ。

そのAVアンプが、死にかかっている。
PS2を購入し、空いている端子につないだところ、音が出ない。どうやら10年以上使用していなかった端子がひっそりと息を引き取っていたようだ。端子を磨いても復活しないため、長年使用していなかった事による埃のせいではなさそうだ。
ちゃんと調べてみると、背面端子のうち2割くらいが死んでいることがわかった。現在ビデオとLDプレーヤー、それにゲーム機2台をつないでいる。更にはテレビマシンと化したセカンドPCをつなぎたいなあと考えている状況で、これは辛い。

そろそろAVシステムの足回りを根本的に見直してもいい時期なのかもしれない。
DVDの普及に伴ってちょっとしたホームシアターがブームになっているし、今ならもっと省スペースなAVシステムが安価で組めるのではないか。思えば先輩から現在のスピーカーを譲ってもらってから、ウェブマスターの部屋のレイアウトは常にこの大きなスピーカー達に支配されてきた。防磁型ではないのでテレビやPCからは極力離しつつ、音場を確保していく。そんなことをしていると、どんな部屋に引っ越してもレイアウトは自然と同じものになってしまう。
そんなことを考えながら、部屋のレイアウトとセットでAVシステムの再構築を考えているが、恐らく今が一番楽しい瞬間だろうな、と思う。実際機器を購入し、全てつなぎ合わせる作業は地獄を見るだろう事が容易に想像できるのだから。