キャプチャーボードを購入した。
昨日も書いたが、以前からメインPCにはソフトウェアエンコードのキャプチャーボードを搭載してあったため、ノイズリダクションやゴースト低減機能の効果についてはかなり重宝していた。ウェブマスターのテレビは残念ながら受信状況があまりよくなく、テレビやビデオにはそんな機能は付いていないから、ざらざらとしたゴースト入りの番組を見せられることになっていたわけだ。
購入したのはアイオー・データのGA-ADTVという製品。高画質化機能が充実していると思われたので、少々高価に感じたが思い切ってみた。同価格帯でカノープスなどの製品も視野に入ってしまうが、どうも皆が飛びつきそうな製品には食指が動かないのがウェブマスターの悪い癖だ。

録画形式はAVIのみで、リアルタイムで見る画像と録画した動画に全く違いが感じられないほどに高画質だ。これは良い買い物をした、と思い、ふとHDDの容量を見ると極端に減っている。
マニュアルを読んでいくと「予約録画は3分で約680MBのディスク領域を使用します」とある。・・・680MB?1時間も録画したら10GBを越えるではないか。仕方ないので、つい先日購入した160GBのHDDを駆使して100GBほど空ける。もっとゆっくりデータ整理する予定だったのだが。
どうやらこの製品、予約録画ではビットレートなどを変更できないようだ。録画したデータをそのまま保存するのは現実問題として無理なので、何らかの加工を施す必要がある。つまり、変換や編集を前提としたソースを作るためのパーツと割り切って設計されていると思われる。そう考えると、ソフトウェアのインターフェースがとっつきにくいのもなんとなく納得がいく。

ウェブマスターが高画質化機能を求めるのは受像状態が芳しくないからで、動画編集をするためではない。この製品は、最高画質の動画を録画してあとでゆっくり好みの動画形式などに変換する人ならもってこいのパーツだろう。しかし、PCをビデオデッキの代わりにするような製品ではなかった。つまり根本的に思想の違うパーツを購入してしまったようだ。

続く。