今年は雪も少なく、気温もそれほど低くはなく、比較的すごしやすい正月だった。
旧交を暖めることもできたし、まずまずの1週間だったと思う。

とはいえ、実家にいる間はかなり行動が制限される。特にネット関係は完全に手枷足枷された状態で、この1週間で(ネット関係で)やったことといえば、別運営のサイトに駄文を少しアップし、Amazonで本を2冊ばかり注文し、WindowsUpdateとウィルス対策ソフトのパターンファイルダウンロードを行ったくらいだ。
特に後者2つは規制する前から家族に熱望されていたものだ。ブラスターウィルスに感染して以来ウェブマスターの家族は事あるごとに「あんたが帰ってきたら色々やってもらうんだから」と言っていた。そのため今回の家族への土産は人形焼きと、家電量販店などで配布しているマイクロソフトのセキュリティ対策CDという始末だった。
しかしファイルの概念すら未だおぼつかない人々に、ウィルス対策の概念を教え込むのはとても骨の折れる仕事だ。まあWindowsUpdateとウィルス対策ソフトは最新のものになったし、Updateとパターンファイル更新のやり方だけはメモしていたようなのでとりあえずよしとする。

およそ1週間の帰省から帰宅すると、案の定CLIEのバッテリーが完全に放電していた。12月30日まで出勤だった上に12月31日の早朝時点で10%程度の電池残量だったため、年始早々に放電しきってしまったものと推察される。とはいえ文句を言っていても仕方ないので、充電しながらバックアップからのリストアを行うが、ちょっと妙な気分になる。

以前に書いたかもしれないが、ウェブマスターは全体のバックアップをMcFilesで取得し、予定表やToDoなどの基本アプリのデータをPowerGuardで毎日自動取得している。全体バックアップは新しいアプリを導入したときくらいしか行っていないので、数ヶ月に一度の頻度だろう。
今回のリストア手順は、まずMcFilesの全てのバックアップをリストアし、次にPowerGuardのバックアップデータをMcFilesでCLIE本体に上書きコピーしてやるものだ。全体バックアップは昨年の12月18日に取得されたもので、PowerGuardは電池が完全放電される前日までバックアップし続けていたわけだから、この手順で間違いない。
きっちりと全てのデータが戻ったことを確認できたためこれ以上追求することは何もないが、ふと気になってPowerGuardのログを見てしまった。
ログには、12月18日までのバックアップ履歴しか表示されていなかった。

理論的には簡単に理解できる現象だ。
McFilesがPowerGuardのバックアップを12月18日に取得しているのだから、それをリストアすればPowerGuard自身も、12月18日まで記録されたログファイルとともにリストアされる。しかし現実には、12月31日の早朝までウェブマスターはCLIEを使用していたのだから、当然PowerGuardが作成したバックアップファイルは12月18日以降、少なくとも12月31日より後に作成されたものであるはずだ。しかし具体的な作成日付は、わからない。
これは感情的にはちょっと納得しがたい。今回のケースで言えば、12月31日以降は絶対にCLIEに触っていないと確信できるため実害はないが、やはりいつバックアップされた予定表データなのか気になることはあるだろう。
高機能と簡単操作は両立しがたいものだとは思うが、やはりPowerGuardにはバックアップセットの世代管理機能を少し強化してもらいたいところだ。