テレビのヤマトは全然記憶にないんだけどね。

気軽に読める本が欲しくて、古本屋で「宇宙戦艦ヤマト」のノベライズセットを購入。
ソノラマ文庫の石津嵐版と、コバルト文庫若桜木虔によるノベライズのセット。石津嵐版はすでに持っているけど、値段が異常に安かったのでダブり買いでもいいか、と購入。コバルト文庫のノベライズはカラーページもありながら200円台(定価)と、当時としても非常にリーズナブルだったのではないかと思う。藤川桂介コバルト文庫でヤマトをノベライズしていたような気がするが・・・?

思えば生まれて初めて小遣いで購入した文庫本が、アニメージュ文庫で岬兄悟が書いた「完結編」だったし、ヤマトとは本当に付き合いが長い。余談だが、満足に継続してテレビアニメを見る事ができなかった自分は、当時のほとんどのオタク知識をソノラマやコバルトのノベライズに頼っている。イデオンザブングルダグラムまでノベライズでストーリーを抑えていたので、テレビとは全然違う知識なんだけど(笑)。


ていうか、石津嵐版は稀代の駄作ながら、他のバージョンのヤマトには見られない「地球が救われたとは言い切れない」ヤマトを描いており、しかも入稿が松本版漫画よりも先という、まさにもうひとつのヤマトとして後世に語り継いでもいい作品なんじゃないかと思う(笑)。いや、本当にこの人の文章は目を覆わんばかりにひどいんだけどね。