AirH"Phoneに変えてから、暇つぶしに困ることがなくなった。
定額ブラウジングの魔力はここにある。かつてADSL回線が我が家に開通したときのように、ウロウロとサイトを巡ってしまう。
これで液晶品質がもう少しマシだったら言うことない端末なのだが、現在販売されているAirH"Phoneはこの日本無線製のものしかないのだから仕方ない。同じ日本無線からもう1機種出ているが、背面液晶があるかないかの違いだけらしいし。このまま京セラ製の端末が発売されなかったら、本気でDDIポケットを解約しようと思う。
しかし、このJ3002Vという機種、細かいところは実に使い勝手が良い。USB端子が実装されているため、PCにUSB接続して専用ソフトを導入すれば、USBストレージのようにメモリ内が参照できる。しかもブックマークや電話帳などはCSV形式でPCに持ってきて編集後に再び端末側に戻すことが出来るし、エクスプローラなどから直接壁紙や着信メロディなどをドラッグ&ドロップできるというユーザーライクな仕様だ。
その壁紙や着信メロディも、JPGファイルやMIDIファイルをそのまま使用できるのだから親切にも程がある。これはかなりPC寄りに設計された端末なのだなあ、としみじみ思う。

ようするに、独自すぎる。
他社端末や他キャリアでは考えられないような「つなぎ放題」「プロバイダメールの受信」などといった機能が普通に盛り込まれているにもかかわらず、他では普通に実装されている「TFT液晶」「カメラ機能」などの見栄えに関する機能がごっそりと抜け落ちている。
まさに、マニアックなユーザーがあれこれ文句を言いながら愛用するにはふさわしい端末だろう。初期状態では全く使い物にならず、色々と設定をしなければならない時点ですでに、移動電話としての一般性に欠けているとしか言いようがない。
(いや、マニアはそこに文句を言いながら楽しむものなのだけど)