ナムコのサイトで、レーシングエボリューションについてのアンケートを実施していた。こちらも期待して購入しただけに、厳しい意見を書いて送ってしまった。意見の趣旨は「想像していた内容と違ったので、代わりにリッジレーサーファイブを購入してきた。こちらの方が面白いではないか」というものだ。
結局、毎日リッジレーサーファイブを狂ったようにやっている日々だ。最近帰宅時間が少し遅めなので、タイムアタックを数回やるだけ、正味30分位のプレイ時間だが、実に楽しい。
4枚も立て続けにレースゲームを買った挙句の話なので、自分に合ったソフトを探すのはとても難しいと実感させられた。これもソフトウェア資産が豊富にあるPS2ならではかもしれないが、だからといって手放しで資産が豊富な事を喜ぶわけにはいかない。逆に任天堂のソフトを購入する時のような安心感はまったくなく、果たしてこれは面白いのだろうか、とドキドキさせられるからだ。

娯楽の単価が気になったことがある。
きっかけは電車の中で読む文庫本だ。会社に入った最初の年、帰りの電車(行きはラッシュで読書どころではない)では文庫本を読んでいた。ウェブマスターは乱読タイプなので「今月の新刊」の中から面白そうなものを次々と読んでいた。
ふと気が付くと、週に1冊以上のペースで購入していたため、部屋(当時はワンルーム6畳だった)の布団と家電以外のスペースが本で埋まっていた。
仕方なしに、電車内の娯楽を携帯ゲーム機にしたわけだ。ゲームボーイカラーを購入し、安売りしていたソフトを数本購入した。全部で1万円強だっただろうか。1冊600円の文庫本を年間50冊購入したとして、30000円。携帯ゲーム機の方がスペース的にも娯楽単価としても勝っているはずだった。
しかし、ウェブマスターは「面白くないゲーム」「面白そうなゲーム」の概念が本屋で売られている文庫本とはまるで違うことを忘れていた。文庫本は店頭である程度内容がわかる。ゲームは購入してみなければわからない。つまらないゲームをいつまでもやるわけにはいかないし、そのうちに面白そうなソフトが出てくるとまた購入してしまう。そして、ハード乗換えのたびにかなりの出費を伴うし、最近では予備機を購入する始末。現在では恐ろしくて、週あたりの単価計算などまるでやっていない。
とはいえ、スペース効率だけはたいしたもので、歴代の乗り捨ててきたハードもほとんど保管してあるにもかかわらず、これら携帯ゲーム機の収納スペースは、わずかダンボール1箱半だ。この点だけは、自分を評価してあげても良いんじゃないかと思っている。本を読まなくなったことで馬鹿になっているんじゃないかという心配は、置いといて。