ラグオルに潜る。
名古屋在住の後輩N君の、オンラインデビューだ。

ウェブマスターも久しぶりにハンターズライセンスを購入し、オンラインの世界に出かける。ウェブマスターのADSL回線は実に不安定で、電話着信があると切断されてしまうほどもろい。従って、オンラインゲームを始める前には電話着信が発生しないように受話器を上げ、警告音がひとしきり鳴り終えた後からでないと接続できない。ウェブ閲覧程度ならいくら切断されても問題ないが、オンラインゲームでは一緒に遊んでいる仲間に迷惑がかかるからだ。

N君は電話回線なので、とりあえず顔見世ということでPHSを片手に接続する。
やがてパイオニア2のロビーにN君が現れた。N君がメイクしたキャラクターは、本人と同様の巨漢だった。他のオンラインゲームの事は良く知らないが、これほど回線速度に差がある者同士がストレスなくプレイできるというのは、とてもすごいことなのではないかと思う。

気が付くと旧知の仲間E君からも連絡が入り、森ステージを一周した。
ウェブマスターとN君はレベルが低いため積極的に攻撃し、レベルが一桁も違うE君は防御役およびとどめを刺す役に徹する。これも、昔からのプレイスタイルだ。久しぶりなのと初心者なのとで言葉はそれほど多くなかったが、無事ドラゴンを倒して冒険を終える。

23時過ぎから始めたというのに0時半には冒険を終え、オンラインも切断された。皆翌日に仕事があるからだが、こうして手軽に遊べるのもこのゲームの魅力だと思っている。といいながら、週末ごとに徹夜する日々がまたやってきそうで、ウェブマスターはひそかに楽しみにしている。