PSOが届く。
エピソードⅢの方はベータ版のときに支払いを済ませているし、エピソード1&2+の方はポイントを使用して購入していたらしく、宅配業者に請求されたのは2000円弱だった。元々単価の安いソフトだけに、とても得をした気分になる。

とりあえず、クラブニンテンドーに入会する。
ウェブページからシリアルを入力するだけかと思ったら、まずは登録したメールアドレスに、入会手続き専用フォームのアドレスが送信されてくる仕様だった。この手のサービスにしては手続きがしっかりしているな、という印象を受ける。まずは100ポイント。シリアルを参照するためだけに開封したエピソードⅢはしまい込み、エピソード1&2を始める。

こうして「エピソード1&2+」という商品が発売されたことによって、ゲームキューブ版のPSO事情は、更に複雑なものになってしまったはずだ。おさらいしておくと、「エピソード1&2」と「エピソード1&2オンライン調整版」、そして今回発売された「エピソード1&2+」の3種類のディスクが存在することになる。
「エピソード1&2」は従来店頭売りされていたもの、「オンライン調整版」は「エピソード1&2」に致命的なバグがあったため、オンライン上で交換サービスを申し込めば入手できるもので、店頭売りはされていない。そして「エピソード1&2+」は「オンライン調整版」を店頭売りしたもので、若干価格が下げられていることと多少の追加要素が設けられていることが主な違いだ。
そして、「エピソード1&2」ユーザーは、他の2種類のディスクを持つユーザーとは一緒にプレイすることが出来ない。更に「エピソード1&2」から「オンライン調整版」もしくは「エピソード1&2+」に乗り換えると、データのコンバートを行なわなければならず、その際にアイテムや貯金が全て消失する。

ウェブマスターはオンライン調整版を入手し、データのコンバートも済ませていたので、「+」を始めるにあたって特別考慮することは何もなかった。とはいえ、メモリカードに残っていたデータはコンバートを済ませて間もないものだったらしく、レベルの割に装備が貧弱すぎる。これでは初めからやり直しても変わらないかも・・・と思いながら、惑星ラグオルに降り立つ。
初めてプレイしたときから何度も感じているが、ラグオルの自然は息を呑むほど美しい。意味もなく水溜りを駆け、水音を楽しむ。蝶を追い掛け回し、低木に分け入り、怪物を倒す。一気にドラゴンを倒して一息つくと、1時間があっという間に経っていた。
ついでなのでエピソード2の方も多少プレイしてみると、知らぬ間に数時間が経過していた。外は雨だし、こんな休日があっても良いのではないか、と自分を納得させる。次の週末は後輩を誘って、オンラインの旅に出かけてみようか。