今日はお休み。

平日なので、映画でも見ようかと出かける。電車で数駅の所にワーナーマイカルがあるという事を、ごく最近知った。この町に住んで6年になるのに。


見たのは「のび太の恐竜2006」。
さすがに親子連れしか入っておらず、大人な上に一人きりというのはちょっと目立つ。
ていうか席も三分の一くらいしか埋まっておらず、ヒゲオヤジが一人で座っていたのは相当違和感あったんじゃないか?


新キャストのドラえもんを見るのは初めてだったが、声優が変わった事に関してはあまり違和感なし。ドラえもんの声は確かに大幅に変わったと思うけど、保護者から友達へとイメージが変わった感じ。
あーでも、ピー助役の神木隆之介君はちょっとアレだったかな。「ピューイ」だけで感情を表現しなきゃならないのは、ヘビーすぎる要求だったかも。


この間原作漫画を読み返したばかりだが、最近の版では「ブロントサウルス」が「アパトサウルス」と記述されている。学術的にはこれで正しいんだが、どうせティラノサウルスなんかも直立して描かれているわけで、小手先だけの修正ではあまり意味無いような気がして、逆に違和感を感じていた。

しかしこの映画では、登場する恐竜が全て新解釈に沿って描かれている。オルニトミムスの腕には羽毛が生えているし(とことん羽毛恐竜好きだな、俺)。ちなみに、前述のアパトサウルスが登場していたシーンには、アラモサウルスが登場。


元々「のび太の恐竜」は素晴らしく良く出来た物語だと思う。日常から冒険へ。優しさと友情。さりげなくサイエンス。全てがバランスよく詰まっており、とても短編漫画に話を継ぎ足した物語とは思えない。今回のリメイクでは更に演出を丁寧に作りこんであり、かなりの完成度。見終わった時には目の奥がツンとしていた。
スタッフロールの最中に、原作のコマがそのまま映し出されたのにちょっとジンとし、盛り上がった気持ちのままパンフレットを購入して、帰宅。


うん、良い休日だった。